作品分析

ラム編に終わりは来るか ー 老人たちの登場で深まる混迷

ラム編に終わりが見えない。FBI連続襲撃事件でラム=脇田が判明してから久しいが、正直それ以降ゼロ進行だ。 羽田浩司殺害事件の真相も明らかになったが、内容はこれまで示唆されていたことや、多くの読者の予想の範囲内だった。 そもそも、羽田事件の真相が…

「利き手」はもうどうでもいいのか-名探偵コナン、左利きは実質ジンと赤井だけ

利き手はコナン世界において注意深く描写されている。とくに凶器を使う際や文字を書くとき、箸を使うときなどは、両利きでない限り利き手を偽るのは難しいので、作者も注意深く描いている ただ、注意は2点あって、たまに作画ミスや設定の後付けがあるという…

黒鉄の魚影が示した、劇場版名探偵コナンを作り続ける意味

コナンの魅力を高めるために映画を作る 黄金時代の到来を確信 組織テーマの映画を再定義した 原作ができていないことをやる コナンと灰原の関係性を許せない人たち 今後の劇場版に求められるレベルが高まる 内輪だけで盛り上がる映画にしていない キールがら…

【傑作】「ハロウィンの花嫁」でついに来たかもしれない劇場版コナンのブレイクスルー

youtu.be ここ数年のイライラを晴らす快作 2022年4月15日公開の名探偵コナン劇場版第25作「ハロウィンの花嫁」。ここ数年のコナン映画ではできていなかったことを次々と実現し映画作品としての質を2段も3段も一気に上げた会心の一作だった。 ①演出②音楽③脚本…

「ボスのメールアドレス」に関する灰原の隠し事を暴く

灰原は、二元ミステリーでコナンが(あるいは服部が)文字通り命をかけて練った作戦を台無しにしてまで自らの意思での決着にこだわった。これに文句を言おうというわけではない。 むしろ、灰原の行動は自らの18年の人生に味わった悲しみや苦悩を自分だけで処…

二元ミステリー「どうして年をとらないの?」の答え予想(2021年7月)―ベルモットはエレーナが作った「本当の薬」を飲んだから

二元ミステリーでジョディがベルモットに質した「どうして年をとらないの?」に対する答えを考察し、新事実が出てくるたびに更新する記事です

「死を呼ぶドラマ撮影」のやりとりで改めて考えるコナン世界の姿

死を呼ぶドラマ撮影(アニメタイトル『代役・京極真』)では、オモテの話として京極が久しぶりに登場した。園子とイチャつきながら、ある意味コメディリリーフ的な役割である京極の良さが全面的に出た話だった。蘭が犯人を諭す様子を見て、かつての有希子の…

【固定】コナン組織編の基本構造が分かればもっと考察が楽しくなる

「3人のうちだれが黒の組織の人間か」をコナン側が当てる話 その1 誰を当てればいいのか示される ベルモット編 バーボン編 ラム編 その2 候補者が明らかになる その3 日常編と同時進行で少しずつヒントがでる ベルモット編 バーボン編 その4 対決する ベルモ…